クラシカルムーブメント

前略

     

こんにちは、水谷(妻)です。

今回はメガネフレームのファッション的要素について少しお話ししたいと思います。

     

もう何年も前から、メガネフレームの世界ではクラシカルムーブメントが巻き起こっています。

クラシカルなフレームと聞いて皆さんはどんなメガネの型を思い出しますか?

   

ミルヒトにはそういった流行の前情報なくお越し下さるお客様も当然お見えになり、試しにかけて頂くとその感想の多種多様なこと・・・

      

「天皇陛下」に「カーネルサンダース」、

「滝廉太郎」に「新渡戸稲造」、

はたまた「品のいい社長」に「僕のおじいちゃん」、

      

実に多彩な表現をされます。

       

     

       

   

         

ちなみに皆さん、クラシカルとクラシックの違いって分かりますか?

英語好きな私ですので、今回じっくりその違いを調べてみました!

     

日本人はどちらも同じような感覚で使っていることが多いのですが、実は本来の意味のとらえ方が少し違います。

どちらも形容詞で使われる場合、「古典の・古典的な」という意味はあるのですが、その他の意味合いが異なります。

     

classical・・・伝統的な、正統的な

classic・・・典型的な、 流行にとらわれない、

       

これらの意味の違いから、日本人がイメージする「おじいちゃん達がかけていたような昔のメガネ」を指そうとすると、伝統的・古典的という意味を持つ「クラシカル」の方がイメージが近いです。

(ただ、どちらも「古典的な」という意味を含みますので、「クラシック」でも間違いではありません。)

      

       

さて、このクラシカルなフレーム達、

カーネルサンダースや滝廉太郎の時代には、『よく見るために使わなくてはならない道具』として扱われていたでしょう。

メガネをかける人=目の悪い人、

若くしてメガネをかけなくてはいけないとなると「気の毒だ…」と思われることもあったかもしれません。

少なくともその時代、目のいい人がわざわざかけることなど無かったはずですよね。

     

       

ところが今の時代、

     

テレビをつければオシャレな芸能人やモデルさんがファッションアイテムとしてクラシカルな、天地幅(上下幅)の広いメガネをかけています。

    

そして街を歩けばそのようなテレビや雑誌に影響を受け、ファッショナブルな若者から大人まで同様にクラシカルなメガネをかけているではありませんか。

一人一人に聞いていないので分かりませんが、ひょっとしたら目が良くてもオシャレの為だけにそういったフレームをかけている人、コンタクトの上にだてメガネをかけている人もいるかもしれません。

      

滝や新渡戸、サンダースがこの状況を想像していたでしょうか?!

     

        

当店にもこういったウェリントンやボストンといったクラシック、クラシカルなフレームがたくさん並んでいます。(実際には本当の昔の型に対して様々な改良やデザインの工夫が施されていますが。)

    

同時に定番のスクエア、オーバル、フォックス型のフレームも並びます。

     

これまで定番のスクエア型などをかけていたお客様にご来店頂いた際は、

「今のメガネの流れでいくと、こんな感じのフレームもありですよ」とボストンやラウンド、ウェリントンやサーモントといったクラシカルフレームもお勧めします。

そして渋々(?)かけて頂いた時のご感想に、初めに書いた人物達の名前が上がります。

       

大笑いしながら、

「こういう人、街で見るわ!」

「恥ずかしい~」

「見慣れないから無理~!!」

        

第一印象はそのような感じです。

     

しかしどうでしょう。

そのようなフレーム選びが10~20分くらい経過すると、

「なんだか見慣れてきた。」

「これが普通に思えてきた。」

「やっぱりコレ、お洒落だわ。」

「いける気がする!」

     

大きな一歩を踏み出す瞬間です。

      

     

定番のスクエア型やオーバル、フォックスももちろん素敵です。

ビジネスで使う際にはそれらの方がきちんと見える、シュッと見えるからいいという場合もあります。

     

しかし、その定番型にクラシカルなフレームを一本加えるだけでファッションの幅、自分の見せ方の幅がグッと広がります。

まさに「メガネを楽しむ」「魅せる楽しさ」というミルヒトが大切にしているコンセプトを体感して頂くことができるでしょう。

    

      

当店の常連さんが仰るには、

「メガネはアイウェアとも言うでしょ?

着るものと一緒で、状況や場所によってかけ替えなくてどうするの??」

私も主人も『おーーっ』と思わず拍手。(笑)

なかなかそこまでの本数を持つことは難しいかもしれませんが、定番フレームとクラシカルフレームを一本ずつ持つだけでもファッションの幅は間違いなく広がるでしょう。

         

      

そのようなチャンスも、メガネは実際にかけてみないと分かりません。

また、自分に合った形やサイズを見つけるのも初めのうちは難しいこともあるでしょう。

そんな方々と一緒に、最高の一本を選ぶことができるのが私たちの喜びです。

クラシカルなフレームをお探しの方も、かけたことはないけど気になる方も、是非一度トライしてみませんか?

     

草々

水谷(妻)

名古屋市千種区春岡通6-7
眼鏡店 ミルヒト

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