前略
以前私(妻)が勤めていた職場には日本人の他に外国人が2:1の割合で働いていました。
今日はその時に出会ったアメリカ人、クリストファー(クリス)のお話です。
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クリスはおしゃべりでした。
1の事を聞くと15くらい返ってきます。
外国人スタッフは日本語が話せない方がほとんどだったので、事務作業や電話応対、営業などは全て日本人スタッフの業務でした。
スタッフルームでそれらの作業をしているとクリスがしゃべり続けてくるので、たまーーーに、『クリス、一瞬静かにして』と思っていました(笑)。
しかしある日のことです。
クリスは言いました。
「My optometrist is sooooooo cute, and・・・・・・・・, and・・・・・・・, and ・・・・・・・・」
「ぼくのオプトメトリストはめっっっっっちゃかわいくてさぁ、・・・」
私「!?」
クリスはかわいい女の子の話をその後延々と続けましたが、私の中では最初の『my optometrist』の段階で思考停止。
「オプトメトリスト」という言葉は主人から聞いたことはありましたが、その時の私は詳しいことは何も分かりません。
my optometrist(ぼくのオプトメトリスト)がいるということは、your optometrist(あなたのオプトメトリスト)もhis optometristもher optometristも・・・いるということ?
日本で言うかかりつけのお医者さんや歯医者さんのように、目のケアにもいわゆるかかりつけがあるのだろうか、と不思議に思いました。
その後、主人にアメリカのオプトメトリスト事情を聞くと、
アメリカどころか日本以外の先進諸国では「オプトメトリスト」という国家資格があり、日本人が内科や歯科で定期健診を受けて健康管理をするのと同じ感覚で、目や眼鏡の相談をするかかりつけオプトメトリストを皆がそれぞれもっているというのです!
(オプトメトリストや海外のオプトメトリー制度についてはこのホームページ内の『検査のこと』にて詳しく説明させて頂いていますのでそちらをご覧下さい)☟
クリスと目のことや視力の話をしたことはありませんでしたが、お休みの日などたまに眼鏡姿を見ました。
お仕事の時は基本コンタクトだったのでしょう。
本国アメリカで、そのめっっっちゃかわいいオプトメトリストさんに目や視力の相談、眼鏡やコンタクトの処方の為の検査などを定期的にお願いしていたのですね!
普段の何気ない会話の中でその名が出てくるほど普通に「オプトメトリスト」が認識されている諸外国と違って、日本ではまだまだ目のケアや視力矯正に関しての意識や関心が薄い気がします。
しかし、 『人の情報入力の8~9割は視覚から』と言われており、目からの情報がいかに大切かということは誰しもお分かりかと思います。
これだけパソコンやスマホ、ゲームなどが発達し目を酷使する環境の中にあって、目のケアを避けては生きていけない世の中。
皆さんのお近くに「my optometrist」と呼べる存在は居ますか?
ミルヒトもその一人になれるよう日々精進し、皆様の快適な視生活のお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
ちなみに・・・
クリスの名誉のために言っておくと、その明るく誰とでも打ち解けられる性格のお陰で顧客からは大人気。
いつも人に囲まれ、賑やかな雰囲気を作り出してくれていました!
女性の多い職場において、大切なムードメーカーであったことは間違いありません。
そしてアメリカに帰国する際の送別会での挨拶でクリスが一言、
「みんながスタッフルームでの僕のおしゃべりが長すぎてたまにイラっとしていたのは知っていたよ。でもいつもお付き合いいただきありがとう!君たちと働けて楽しかったよ」と。
日本人スタッフは皆胸がチクリとし、お互いに顔を見合わせました。
そして、いつもバタバタ余裕がない自分たちを反省したのでした。
あれから10年ほど経ちますが、クリス元気かな~・・・
草々
水谷(妻)
名古屋市千種区春岡通6-7
眼鏡店 ミルヒト
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