前略
当店がオープンして間もなく二年。
足を運んで頂いた皆様、本当にありがとうございます。
また当店ブログ「前略ミルヒトより」をお読みになって頂いている方々にも心から感謝致します。
さて本日は当店の取り扱いブランドの一つ
[YUICHI TOYAMA.]について記していきます。
これまでご来店頂いたお客様からすれば
「え、今さら!?」かもしれませんよね。
店頭ではこのブランドへの私の熱意が伝わっているかと勝手ながら思っていますが、復習がてらお読み頂けますと幸いです(笑
また、このブランドや当店が「初めまして!」の方々。
今回の記事はじっくりお読み頂けると嬉しいです。
YUICHI TOYAMA.(ユウイチトヤマ)
ブランドコンセプトは「Neutral」
無垢なデザインと構造美。
シンプルでありながらも独自の存在感を併せ持ち
トレンドに左右されること無く、個性を引き出すアイウェア。
(公式HPより引用)
デザイナーの名前がそのままブランド名になっています。
[アラン=ミクリ]を筆頭に欧米の名だたるフレームブランドには割と見受けられますが日本ではアパレルでこそよく見るも、メガネフレームではまだまだ珍しいですよね。
フレームに自身の名前…
大袈裟な話でも何でもなく〝覚悟〟を感じます。
実際、デザイナー外山氏の創るフレームには一つ一つに宿る魂を感じ取れるとでもいうのでしょうか。
そのメガネフレームからは「突き詰めて突き詰めて、最終的にこのデザインになったんだ」という紆余曲折の製作過程が伝わってきます。
私も業界に携わって20年近くになるのですが、本当に丁寧で隙がないブランド。
それはデザインの面においても、作りの面においても実感しています。
私見はこの辺にしておいて…
2009年に外山氏は[YUICHI TOYAMA.]の前身となる[USH]を立ち上げました。
当時はウェリントン型に代表されるクラシックフレームが隆盛で、USHもクラシックスタイルが数多くラインナップされていた印象です。
時が経ち2017年。
自身の冠名[YUICHI TOYAMA.]となり私の中では一気に目が離せないブランドとなりました!
それは今回の表題の、
メガネフレームにおいても
「クラシカルとモダンの共存」が可能なんだとマジマジと見せつけられたとでも言うのでしょうか。
その「クラシカル」と「モダン」の共存だけにとどまらず、そこには
「可愛さ」と「綺麗さ」
「懐古感」と「未来感」
「ユニークさ」と「真面目さ」
「カジュアル感(抜け感)」と「きちんと感」
etc…
これらも共存しているんですよね。
また「共存」という言葉で片付けてしまうと簡単なんですが、その配合のバランスが巧み過ぎて、新型がデビューする度に「これはズルい...」と心の中で呟いています。
「でも共存すると何故良いの?」
これはいろいろな見方がありますが、端的に言うと
「その壱、どんな装いにも似合わせてくれる。しかもお洒落に!」
でしょう。
世の中には多岐にわたるファッション、コーディネートがありますよね。
カジュアル、フォーマル、コンサバ、フェミニン、ガーリー、モード、ストリート...
YUICHI TOYAMA.はこれらのどのスタイルとも優しく調和するとでも言うのでしょうか。
お顔にのせたYUICHI TOYAMA.はそれだけでお洒落感を演出するのですが、ご自身のファッションもより良くみせてくれる気がします。
主役にも名脇役にもなる的な...
「そしてその弐、TPO(ご使用されるシーン)に応じて、立ち回ってくれる。しかも柔軟に!」
今日は仕事で大事な日だ、きちんと感を演出したいな。
今日はOFF、リラックスして、ラフな雰囲気を出したい。
などなど、本当に器用にこなしてくれます。
野球で例えるならピッチャーとバッターまでこなす大谷翔平選手のような。
もちろんやみくもに手に取って良いということではなく、そこには「サイズ感」と「カラー選び」という似合う眼鏡選びの大切な要素は外せませんよ。
(それらは当店がしっかりとサポート差し上げます。)
この共存(バランス感)の素晴らしさが前半で記した私の言葉へと帰ります。
「このフレームデザインは突き詰めて、突き詰めてこうなったんだな」と。
以上がデザイン面において。
私見ばかりもアレなので一休みも兼ねて公式WEBサイトです☟
https://yuichitoyama.com/index1.php
さらに続けますね。
[YUICHI TOYAMA.]を語る上で見逃せないのが、その外山氏の感性やデザインを具現化する福井県鯖江の職人さんたちの技術力の高さです!
実際に外山氏はこの2021年春夏シーズンより、福井県鯖江の5人の凄腕の眼鏡製作職人さんと共に、新たなカテゴリー「YUICHI TOYAMA:5」を始動しました。
自身のブランド名の後ろに「5(FIVE)」...
これは鯖江を代表する五人の凄腕の職人さんたちへのリスペクトも込められた「5」と容易に察することができます。
メガネフレームとしての造形美の追求のみならず、至極の装着性を実現させるため従来のパーツ(=あり型)は一切使用せず、フレームの全てのパーツを一から作り上げるというメガネフレームにおいては前例のない試み。
驚くことに、ネジ一つからそれを実践しています。
鯖江の技術力(=日本の眼鏡作り)は「まだまだこんなもんじゃない!」という期待や叱咤激励も込めた新たなアイウェアの扉が開かれたのです!
この「YUICHI TOYAMA:5」からは、従来のカテゴリー[YUICHI TOYAMA.]にも勝る、外山氏の眼鏡フレームへのクリエイティビティと飽くなき探求心がビンビンと伝わって来ます。
取扱店も現在のところ30店舗と、希少性もまた魅力的ですよね。
この度、そんな1店舗の仲間に入れて頂き光栄です(嬉
当店にも現時点で数本ですが、まだ在庫がございますのでお試し頂けたら幸いです。
詳しくは[YUICHI TOYAMA.5]の公式WEBサイトもご覧になってみて下さい☟
https://yuichitoyama.com/index5_jp.php
いつのシーズンかは未定ですがこの[YUICHI TOYAMA:5]は第二弾へと続くそう。
今後の展開が楽しみで仕方ありません。
外山さんのことです...
さらに「アッ」と驚く展開が待っているのでしょうね!
「5」を語ってしまったら、もう一つのコレクション「D」も語らずにはいられません。
この記事を書き上げる頃にはデビューを果たしているでしょう。
この2021年春夏、なんと、さらなる新たなカテゴリー[YUICHI TOYAMA/D]もローンチされるんです!
「D」の由来...
デザイナーの外山氏は「アイデアソース、ドローイング、デザイン」といった膨大な数のドキュメントをコンピューター上で「D」と名付けたファイルに格納しているのだそう。
そこで[YUICHI TOYAMA/D]では、デザインチームがファイル「D」を共有、継承し、アイデアの断片を掘り下げつつ、時代のエッセンスを加味しながら外山氏が掲げる「5ルーティン(見る、考える、描く、作る、壊す)」のもとにアイウェアを提案。
製品開発のみならず、流通や販売、プロモーションにおいても実験的な施策を今後展開していくとのこと。
これまた「5」同様、今回だけの企画ではなく、第二弾へと続いていくとのことで、今後の展開から目が離せません。
いったいどこまで行くんだYUICHI TOYAMA.は!?
こちらも宜しければ[YUICHI TOYAMA/D]の公式WEBサイトをご覧になってみて下さい☟
https://yuichitoyama.com/index_d_jp.php
この2021年春夏、晴れて三つの構成となる[YUICHI TOYAMA.]は今後も当店の主軸を担うブランドの一つとして展開していきます。(所信表明的な…)
ご来店頂いたお客様には上記のようなお話をしているのですが、今回お初にお目にかかる方にはこの熱が伝わっているか少々不安でもあります。
伝わりましたでしょうか?
メガネフレームはパっと見のデザイン(=第一印象)が重要なのは百も承知。
ですがこのように背景やストーリーを知ると、より愛着の湧くアイテムへと昇華します。
そうそう、ストーリーと言えば少し前ですがNHK「美の壺」で、今やYUICHI TOYAMA.を代表するコレクションとも言える〝ダブルダッチシリーズ〟の誕生秘話が紹介されました。
この番組のようにYUICHI TOYAMA.熱を伝えていくのも当店の仕事。
「ん、仕事?」
好きなアイテムを語りつくしているので「仕事」は仕事でもちょっと違う気がします。
今回はぐぐっとYUICHI TOYAMA.への想いを掘り下げましたが、当店には他にも7つのブランドがあります。
どれも個性があり興味深いブランドの数々。
是非、足を運んで頂き実際に手に取って〝ホンモノ〟の魂が宿る眼鏡フレームブランドの世界観を堪能して頂けたら幸いです。
草々
店主 水谷
名古屋市千種区春岡通6-7
眼鏡店 ミルヒト
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