肉と骨

前略

前回に引き続き、水谷(妻)です。

相変わらず素人目線のブログであることをお許しください。

さて、タイトルの肉と骨、これは生き物の話ではなくメガネフレームの話です。

この時点で「あぁ、あのことね。」とお分かりになる方、あなたはメガネ好き、もしくは一度でも当店のようなこだわりのある眼鏡店で話を聞かれたことがある方だと思います。

「肉と骨」、これもまた主人の接客を耳にして初めて知ったことなのですが、プラスチック素材のフレームのテンプル(メガネのつるの部分)にきちんと金属の骨が入っているかどうか。

金属素材の骨に、プラスチック素材の肉が付いている状態かどうか。

骨が入っている「質の高いメガネ」☟

肉のみの「お値打ちなメガネ」☟

誤解を恐れずに言うならば、これがいわゆる質の高いメガネとお値打ちなメガネとの違いだということです。

お値打ちなメガネフレームを置くお店でも商品の種類はピンキリですので、プラスチックフレームを一度手に取って頂き確認してみて下さい。値段が安いものはプラスチックの肉のみのフレームが多く、高くなれば金属の骨が入っているはずです。

(同じように骨の入っているフレームなのに値段の差があるのはなぜなのか。これには素材や構造、製作工程の違いなどまた別の理由がありますが、ここでは割愛させて頂きます。)

では、金属の骨が入っていると何がいいのか。

当然強度が上がるということは想像できると思います。


しかし一番大切なのは、「フィッティングができるかどうか」ということです。

すなわち、骨が入っていないフレームはフィッティング(かけ心地の調整)ができず、店頭に並んでいるフレームが幸運にも自分の顔や頭の形と合っていればラッキー、そうでなければ諦めるか我慢してかけるかのどちらかになってしまいます。

ただ本来、眼鏡店においてフィッティングはとても重要だと考えられています。

きちんとしたフレームのかけ位置、目の位置がとれていないと、見え方にも影響します。

先日私も新しくメガネを作ったのですが、出来上がったものをかけた瞬間、視界がぼやけフワッと気持ち悪くなってしまいました。

「レンズの度数、注文間違えてない?」と思ったほどでしたが、フレームの開き幅や鼻パッド、テンプルを調整し顔の形に合わせ、目とレンズの距離も調整、すなわちフィッティングの作業をしたところ...

「ばっちり!!!」

検査した時と同じか、それ以上に見えました。

いくらオシャレで素敵なメガネフレームを新調しても、見え方やかけ心地が悪くては使うことができません。

フィッティングって大切なんだな~と再確認した瞬間でした。

今回「肉と骨」のお話をしていますが、『あれっ、僕(私)のメガネフレーム、ちゃんと骨の入った良いものなのに見え方がしっくりこないなぁ、最近見え方が変わったなぁ』などとお悩みの方、それはフィッテングで改善するかもしれません。(長年視力検査をされておらず、度数が変わって見え方が変わった場合はこれに当てはまりません。)

日常生活の中で落としたりぶつけたり、またかけたりはずしたりの繰り返しでフレームはゆがみ、フィッティングの状態は変わります。

そんな時は是非お近くの眼鏡店でフィッティング(調整)をお願いしてみてください。(当店でももちろん、他店様にてご購入したメガネでも喜んでお引き受けします!)

少し前から流行のファストファッションの流れから、皆さんご存知のように安く速くメガネを作れるお店も増えました。

当店のある常連さんがおっしゃるには、「あんなもん雑貨だがね」(名古屋弁・笑)。

雑貨として割り切って購入するのか、お金を足してでも本物のメガネを購入するのか、それはかけ心地と時間をかけた検査による見え心地を体感し、違いを確かめてから決めても遅くないと思いませんか?

草々

水谷(妻)

                            

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眼鏡店 ミルヒト

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